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鍼灸・按摩・マッサージ

解剖学の勉強の仕方

新入生諸君、解剖学をこれから勉強すると思います。またすでに国家資格を取っている方、解剖学しっかり臨床に生かしていますか?

学校での解剖学、面白かったですか?単に部位用語の羅列だけを暗記させる、このようなケースが多いと聞きます。

でも、解剖学は暗記科目でないんですね。臨床に直結した実用科目なんです。

ところが臨床に生かせないという人、います。たいていの場合、文字の羅列やせいぜい図が目に浮かぶだけで、立体的なビジョンが見えていないんですね。

人体は3次元のものですから、紙の上だけを暗記しても意味がありません。実際の人体である立体を頭の中で思い起こして臨床に当たるべきなんです。

たとえば圧迫をするとき、その手技がどこに作用しているのかを考えながら治療するのとしないのとでは大きく作用が変わります。常に解剖学的にどこに作用させているかを考えていないとだめなんです。鍼をするときもそうですね。今どの組織に鍼をしているのか、どのような作用を期待しているのかを考えて鍼をするのとしないのとではかなり治療効果が変わります。

解剖学は暗記科目と思っている人。もうあなたには臨床能力がつきません。断言できます。暗記科目と思っている人は治せません。

げんき本舗治療院

院長・羽山弘一

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