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按摩・マッサージ

マッサージを行うに当たって

少なくとも、骨格や筋については勉強して欲しいですね。
先日あるあん摩マッサージ指圧師の方とお話をしたんですが、んー、解剖知らないですね。免許とって10年くらいかな。ある医療機関で仕事しているらしいんですが、基本的な運動器も知らない様子。ブログで書くよと了解を得たので書きました。名前は公開しませんけどね。解剖学の重要さを説いたらよくおわかりの様子。けっこうでした。若い人は素直でいいね。

少なくとも、学校で習う骨、関節、筋の所在と働きくらいはわかっとかないと。もちろん。触れてその所在がわかるようにならないとだめです。

たとえば関節の運動の際に、関節包や靱帯には一定の力が働きます。それはその関節固有のものですが、病的状態であると、その固有の働きに誤差が生じます。それを知るには、詳細に運動器を勉強しないとなりません。

最近、筋膜がはやりらしいですけど、その筋膜。重要です。英語ではFascia。実は日本語で筋膜とさも筋肉を包んでいる膜だけのように翻訳するのは少し違う気がしますが。

筋膜は全身を覆っているんですね。その覆い方には一定の法則があります。ある筋膜を何らかの形で刺激すると、その一連の流れに応じて違うところに反応します。その反応は力学的なものなのか、あるいは何らかの受容器の反応なのかは定かではありませんが、現実的に反応する。違う部位の緊張が緩んだりします。

関節と筋膜、関係します。発生学的にも、筋、筋膜、腱、靱帯、骨膜といったものは関連性があります。

それらを深く考え、その上でマッサージをするようにしたら、大きな世界が広がります。

げんき本舗治療院
院長・羽山弘一
http://www.genkihonpo.com

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