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按摩・マッサージ

胸腰筋膜

胸腰筋膜は脊柱起立筋や広背筋を包む筋膜である。頚胸椎移行部より(項部では項筋膜に移行する)仙骨後面に至る縦に長い筋膜である。
その線維は縦にもあるが、それぞれ斜めにも伸びている。そのため、体幹は前屈もできるし、回旋もできるのである。

仙腸関節においてこの胸腰筋膜は殿筋膜と拮抗関係にある。そのため、殿筋膜をどの方向に伸ばしたかを観察すると、胸腰筋膜の緊張方向が変わる。

具体的には背臥位で股関節を90度程度区屈曲させ回旋を加える。こうするとあらゆる方向に殿筋膜が伸展される。

その伸展の方向、おおよそ患者の膝の向く方向の胸腰筋膜に緊張がある。

背臥位のまま四指を背部に差し入れ、筋膜の緊張した部位を指先でリリースする。強さは患者の体重を利用する。

リリースすると、再び股関節を回旋させ、評価する。より回しやすくなっているはずである。

げんき本舗治療院
院長・羽山弘一
http://www.genkihonpo.com

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