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按摩・マッサージ
按摩・マッサージ師のための治療法講座(8)
今回は、五十肩について。
実は五十肩の治療方法は各種ある。無数と言っていいほどだ。しかもその方法のほとんどが運動を伴うものである。今回はそのうち、ひとつだけを紹介する。
肩関節の動作には、外旋、内旋、外転・挙上、内転がある。
外旋運動は、上腕を体幹につけて、肘を90度に曲げ、外に前腕を開く運動。
内旋・内転は、腕を背中や腰に持ってくる運動。
外転・挙上は、上肢を側方から外転・挙上させていけばいい。
逆に言うと、患者さんにはこれらの運動を指導するとよい。
内旋・内転の場合は、痛い方の腕を腰に回してもらい、痛くない方手で手首付近を持ってもらい上に上げさせる。ひどければ指先に触れるだけで、手首も持てないはずである。
普段はこの3つの運動をさせる。
治療としては、肩甲上腕関節内での回転軸運動のベクトルを考える。
たとえば上腕骨外転運動の場合、骨頭の中心軸の円運動を考えた場合、関節窩に近い方は下向きのベクトルが発生する。この際外転がしがたいと言うことは、そのベクトルが働いていないというのと同じである。
その際は、肩峰の内際において、骨頭を下向きに動かすベクトルを作る必要がある。
同様に考えると、いずれの方向の運動においても骨頭が関節窩内を自由に動くためには、骨頭部分を回旋させるように動かしてやればいい。すると、いずれの方向にもベクトルが発生し、結局のところ、肩甲上腕関節内における動きの改善が期待できる。
具体的には、上腕骨をできる範囲で90度外転させ、少し関節に対して圧縮を加え、ちょうどすりこぎを使うように骨頭を関節窩内で動かす。上腕骨をうまく動かすことが大切だ。
実は五十肩の治療方法は各種ある。無数と言っていいほどだ。しかもその方法のほとんどが運動を伴うものである。今回はそのうち、ひとつだけを紹介する。
肩関節の動作には、外旋、内旋、外転・挙上、内転がある。
外旋運動は、上腕を体幹につけて、肘を90度に曲げ、外に前腕を開く運動。
内旋・内転は、腕を背中や腰に持ってくる運動。
外転・挙上は、上肢を側方から外転・挙上させていけばいい。
逆に言うと、患者さんにはこれらの運動を指導するとよい。
内旋・内転の場合は、痛い方の腕を腰に回してもらい、痛くない方手で手首付近を持ってもらい上に上げさせる。ひどければ指先に触れるだけで、手首も持てないはずである。
普段はこの3つの運動をさせる。
治療としては、肩甲上腕関節内での回転軸運動のベクトルを考える。
たとえば上腕骨外転運動の場合、骨頭の中心軸の円運動を考えた場合、関節窩に近い方は下向きのベクトルが発生する。この際外転がしがたいと言うことは、そのベクトルが働いていないというのと同じである。
その際は、肩峰の内際において、骨頭を下向きに動かすベクトルを作る必要がある。
同様に考えると、いずれの方向の運動においても骨頭が関節窩内を自由に動くためには、骨頭部分を回旋させるように動かしてやればいい。すると、いずれの方向にもベクトルが発生し、結局のところ、肩甲上腕関節内における動きの改善が期待できる。
具体的には、上腕骨をできる範囲で90度外転させ、少し関節に対して圧縮を加え、ちょうどすりこぎを使うように骨頭を関節窩内で動かす。上腕骨をうまく動かすことが大切だ。