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逆子の灸

よもや鍼灸師なら逆子の灸を知らない人はいまいと思っていたが、最近鍼灸師が急増するにつれ、知らないという人がいるのに気がついた。
驚嘆すべきことである。

仕方が無いので、逆子の灸について知らないという人に、少し教授。

据える経穴は、三陰交と至陰。三陰交が妊娠中に悪いという人がいるが、そんなことはない。安定期に入って据えると、かえって安産になる。4ヶ月以前でも少々据えても大丈夫。どうしても心配なら5ヶ月以降にすればいい。

温灸でもいいという人もいるが、ぼくの経験では温灸では効果はあまりない。やはり焼灼灸でないといけない。

鍼灸師たるもの、小灸をすえられなくては仕事にならないが、もしできないという人がいれば、普段から半米粒大の更に半分の大きさをすえられるように練習しておくこと。

各経穴には約5壮程度くらい。せめて10分以内に据えられるくらいの速さになるよう練習しよう。

大体だが、35週から38週くらいまでに行うのが効果的と言われる。あまり早すぎると、その後元に戻ることもある。元に戻ったら再度据える。

1回から数回で逆子は改善するが、経験的に言うと5回して効果がなければ、改善することはないと思う。

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