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東洋医学

陰陽を調節する

八綱弁証では、陰陽、表裏、寒熱、虚実を論じます。

私は普段治療の際はこの八綱はもちろんですが、経脈の阻滞や虚、あるいは蔵の虚を主に見ます。

しかし、その根本として、というか、東洋医学の根底として陰陽を見ないといけない時もあります。

もちろん経脈や蔵に変動があるのですが、その前に陰陽のバランスが崩れている人がいます。

長期にわたって病症を引きずっている人、精神的な病症が長い人などにそのような傾向が見られることが多いようです。

そのような場合、陰陽の調節をまずしなければなりません。

陰と陽は対立しながらも協調しています。その協調性をしっかりと確立するのです。

治療に際しては、陰と陽の偏位がないかどうかをよく観察し、偏位があれば、その偏りを中立にするようにします。そのことによって陰と陽のバランスを取るのです。

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