ブログ

ブログ
マッサージ

柔道整復師はマッサージができません

読売新聞の記事。

肩こり→打撲…柔道整復師6割超が違う保険請求

柔道整復師(整骨院、接骨院)の不正請求は今に始まったことではなく、昔から横行しています。

柔道整復師が増えたのに比例して捻挫の患者が増えるなんてどう考えてもおかしいでしょ。

さて、ここで問題にするのはその柔道整復師の不正請求ではなく、上記の読売新聞の記事の文章。

接骨院や整骨院でマッサージなどを行う柔道整復師の施術について、会計検査院が約900人の患者を抽出調査したところ、6割以上で患者が申告した症状と、整復師側が医療保険で請求した内容が食い違っていたことが分かった。」

柔道整復師がマッサージを行うことはできません。これは明確なことです。

我が国には按摩マッサージ指圧師の国家資格があり、その法律に、その免許を持たないものは、マッサージ業務を行ってはならないと明確に書かれているからです。

例外はあります。

医師と医師の指示を受けて理学療法士が行える医療マッサージ。これは、医師法などの規定によります。

読売新聞のこの記者は、接骨院や整骨院がマッサージを行うところと思っているんでしょうね。

おそらく事前に取材の一環として接骨院などに行った経験に基づいているんでしょう。

そうなんです。

柔道整復師の違法なマッサージも横行しているんです。

もちろん、柔道整復業務(捻挫などの急性、亜急性外傷への施術)の一環として、マッサージによく似たものを行うのは違法といえないかも知れません。

江戸時代の柔術における施術行為に現代で言うなでる方法などもあるようです(これについてははっきりまだ調べていません。どなたか文献をご存じの方教えてください)。

しかし、現代では、明確に按摩マッサージ指圧師以外のマッサージ行為は禁止されているんです。これは柔道整復師にも当てはまります。

RECOMMEND