ブログ

ブログ
按摩・マッサージ

胸椎の可動制限

坐位にして胸椎一つ一つを見ます。

すると、動きの悪い胸椎が見つかります。

その動きの悪さというのはごくわずかなものです。目に見えないくらい。触診でわかる程度です(1ミリに満たない動きの差を見極める触診力が必要です)。

その可動制限は何によるものでしょうか。椎間関節でしょうか。それとも周囲の回旋筋などの筋拘縮でしょうか。

もし回旋筋などの拘縮の場合、その筋に対してアプローチします。

わずかに指頭で圧を入れ、筋線維にを伸ばすようにします。力はわずかです。大きくても100グラムぐらいでしょう。

その後評価します。可動性が改善していればその筋拘縮が原因です。

椎間関節など、椎体に近い部位が原因で可動制限がある場合、棘突起を動かない方向に持続的に押さえるようにします。やはりごく弱い圧です。

しばらく押さえていると、可動性が出てきます。そのわずかな可動性の変化を見極めなければなりません。

もちろん複数の原因により可動制限が出る場合もあります。その場合は、その複数の原因に対処しなければならないのは言うまでもありません。

RECOMMEND