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東洋医学

笑いのTPO

東洋医学的に言うと、笑うときも注意して笑わなければいけません。

たとえば、笑うべき場所で笑うのはかまいません。寄席に来ていて落語を聞いているのであれば、ぶすっとしていてはいけません。笑うべきです。

すると、心が伸びやかになります。喜あるいは笑は心を養うからです。

ところが、元々心に問題のある人は気を付けなければなりません。笑いすぎて心虚が過ぎると、狭心症などを起こしてしまう可能性があります。

あるいは肝実体質の人。元々このような人はお血すなわち血の滞りがあります。健康食品的に言うとドロドロ血ですね。そのような人が笑いすぎると、それが心の親である肝に影響を及ぼし、肝気が昇ってしまいます。そのため、脳卒中を起こしたりするかもしれません。

笑ってはいけないときに笑う。このときは笑いをこらえようとします。

ところが、笑いをこらえるのは心に影響するんですよね。

先日の天使の☆☆ちゃん事件の際の僕がそうですね。一応講師ですから、ある程度威厳を保たねばなりません(僕ほど威厳のない講師も珍しいとは思いますが)。笑いをこらえすぎたんですね。その結果、頭痛と下痢が起きました。

そういえば、笑ってぎっくり腰になる人もいます。

東洋医学的に言えば、笑いが心に影響し、心の親の肝に影響した結果、肝がつかさどる筋を傷る、そのように考えます。

笑った後で症状が出たときは、五臓の関係を考えて治療をしなければなりませんし、そのようにすると、よく治ります。

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