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身体

棘突起の数え方

胸椎棘突起の場合、僕は坐位でみることが多いです。

簡便な方法は、肩甲骨の位置を基準にすることですが、これは結構曖昧ですね。

学校では肩甲骨下角の位置が第7胸椎と習ったかもしれませんが、第6胸椎の人もいるし、第9胸椎くらいまである人もいるし、いい加減です。

正確にカルテに記すときは、隆椎から数えていきます(第7頸椎もよく調べないと、本当は違うと言うこともありますよ)。

太った方などわかりにくいかもしれませんが、触診力を鍛えるとそうでもありません。時間的には面倒ですけど。

面倒なときは、隆椎と第5腰椎あたりを目安に、分数で。

頸椎の場合、仰臥位で調べます。おおよその位置は舌骨とか後頭隆起などの位置で見ますが、正確には一つずつ数えていきます。

ただ、頸椎の場合、棘突起はわかりにくいですね。横突起の方が数えやすいです。

オステオパシーの国際セミナーでアメリカのドクターとか、ひょいひょいと上からなでるように触って、

「第○胸椎」

などと確定する先生がいらっしゃいますが、本当かなと思って一つ一つ確認すると正確です。

どのように触診するのか、謎です。

僕にはそこまでの触診力はありません。

そういえば今思い出しましたけど、だいぶん前、身長160センチくらい、推定体重110キロ(ご本人曰く「しばらく前にはかったときは130キロでしたけど、だいぶんやせたかな」)という方がいらっしゃいましたが、仙腸関節がわからん!脂肪に埋もれています。胸椎棘突起もない。そういう人は数えられない。それでも数えるという同業者いますが、敬服します。

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