ブログ

ブログ
鍼灸・按摩・マッサージ

鍼は合わない!?

時々いらっしゃいます。このようなことをいわれる方が。

「私、鍼治療は合わないんです」

「マッサージ治療で悪くなったことあるんで体質に合わないと思う」

鍼治療や、按摩あるいはマッサージ治療が体に合わないということはあり得ません。

もし、後で痛くなったりだるくなったりしたのであれば、それは治る過程での好転反応か(東洋医学では瞑眩といいます)、あるいは治療自体の技量が低かったかのどちらかです。

鍼灸や按摩、マッサージでよくみられるよくない治療が、「痛いところにだけ」施すというものです。

痛いところが悪いとはいえません。

そのような治療になれた方は、「ここが痛いから、そこに鍼をしてほしい」などとおっしゃいます。

でも、痛いところに治療を施すべきかどうかは、全身をみる上で施術者が決めるべきで、患者さんが決めるものではありません。

または、施術者自身の気性が患者さんに合わなかったということもあります。

人間同士のことですから、気が合わないということもあり得ます。

気が合わない施術者が治療をすれば、たとえ優れた治療でも「合わない」ことがあります。

時には、具合の悪くなるはずがないのに、具合が悪くなることもあります。

以前患者さんでこのような方がいらっしゃいました。

「○○先生の薬は私には合わないから、△△先生に変えましたの。そしたら、薬がよくて調子がよくなりました」

その患者さんに両方の医師の出す薬を見せてもらうと、全く同じ薬でした。

治療法は変わらないんです。ただ、その医師との気が合わないだけでしょう。

また椎間板変性が原因の腰痛のある方でこのような方もいらっしゃいました。

「今日いつもの病院に行ったら、いつもの先生がいなくて違う先生に腰を触ってもらったんです。それから腰が腫れて痛くて痛くて」

そこで僕がその方の腰を拝見しました。別に腫れてもいませんし、骨や筋肉もおかしくなっていません。いつものように椎間板変性があるだけです。

いやな医師だったので、腫れと痛みという幻想を生み出したのでしょう。

このようなことは、もちろん医師だけではなく我々でもおこります。

治療は、患者さんとの信頼関係です。信頼関係がなければ、症状を引き起こします。

それを気のせいというのは簡単ですが、現に症状が起こるのです。

お願い!クリックを!↓

人気ブログランキングへ

RECOMMEND