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肩甲挙筋の鍼

筋に鍼をするときは、その筋の走行をよく把握しなければなりません。

たとえば肩甲挙筋は、肩甲骨上角に付着部位があります。

上角は僧帽筋の深部にありますが、その僧帽筋を通して上角をきちんと触診できなければ話になりませんね。

触診はぐいぐい押さえないように。押さえたり揉んだりすると、組織の性状が変わって正確に診察できません。

上角がわかればその上位を触診します。すると、肩甲挙筋の付着部に当たります。すぐ近くに、というか重なって棘上筋がありますので注意して下さい。その違いは、走行の向き。

肩甲挙筋は斜め上方に頚部の付け根の方に向かっていますね。

頚部の付け根、僧帽筋の前部、第1肋骨頭関節の上位で肩甲挙筋は向きを上方に変えます。

ここからは、胸鎖乳突筋があったり、広頚筋があったり、触診にはややこしいところです。

起始部の第1〜第4頸椎横突起に近くなると、横突間筋などと区別しづらくなります。

でも、よーく探ると、(特に緊張していれば)わかります。

鍼は、起始部、停止部を中心に狙います。

停止部のところは、肩井になりますね。

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