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按摩・マッサージ

摩擦について考える

摩擦の方向をどちら向きにするのか。

マッサージは求心性で按摩は遠心性と習ったかと思います。

マッサージは求心性にとは、静脈血やリンパのことを考えてのことでしょうが、摩擦が、必ずしも血液やリンパに影響を及ぼすことを考えてというのはちょっと。

皮膚の知覚神経にも作用しますし、それを考えると、必ず求心性というのは当てはまりません。


実際、ヨーロッパのマッサージは必ず求心性にしているとは言えません。

要は、その目的を考えて行えばいいのではないかと思います。

按摩は遠心性。

これは全く医学的に意味がありません。

僕は、経脈に沿って行っています。


経脈に沿って行えば、ぐんと効果が上がります。

もちろん、按腹鍼術按摩手引にいうように、なでるのは補法というのも根拠がありません。

摩擦は、経脈の流れを促進するために用います。

ですから経筋に対して行うときは、手根などを用いて少し強めに求心性に行います。

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