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治療

打撲に対する治療

打撲したときには、まず骨折などがないかを確かめなければならないのは当然ですね。

鍼灸師であっても按摩マッサージ師であっても、骨折かどうかの鑑別はできるようにしておいた方がいいでしょう。

昨年もありました。

うちのセミナーに参加している人で、足を引っかけて足背の外側が腫れて痛いという人。

調べてみると、まず第5中足骨を骨折している。

整形外科に行くように勧めると、やっぱり骨折していました。

鍼灸師、按摩マッサージ師で、骨折鑑別できない人が多いので、十分勉強しておいて下さい。

さて、骨折などがない打撲の時。

内出血があれば、鍼の場合浅く散鍼します。それだけでけっこう内出血は引きますが、その後周囲、特に近位の筋膜の緊張を探して、その緊張を取るように鍼をして下さい。

筋膜の緊張は血行不良を起こし、内出血の寛解を遅らせるからです。

筋自体に痛みがあるときは、そこに置鍼します。痛みのあるところに刺し、少しおいたら、静かに抜いて熱を取ります。少しひびかせるのがコツですね。

内出血に対するマッサージは、外傷部位には触りません。やはり近位の筋膜を中心に、その緊張を取るように施術します。

筋自体に痛みがあるときは、手掌で包むようにごく軽くやさしく圧迫をします。それで熱が取れます。

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