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按摩

上火を按摩でなおす

上火というのは、陰陽のバランスがおかしくなって、陽気が上に昇った状態のことをいいます。

陽気が昇ったときには、多くは陰は虚になります。陰と陽は互いに牽制しながら働いていますが、その陰の力が弱いために陽が自由に動くようになり、また陽は上に昇る性質を持っていることから、上火するのです。

具体的な症状は、のぼせ、顏のほてり、鼻閉、口内炎、のどの痛み、赤いにきびなどといったものです。

また、のどが渇き、便秘がちになるといった症状を呈することもあります。これは陰水が不足したためです(要するに水分不足)。

夏に汗をよくかいた後、あるいは、エアコンなどで空気の上の方が温かく下が冷たくなおかつ空気が乾燥しているときなどに、この上火が現れやすくなります。

蔵府で考えると、肝火が亢進している場合、あるいは心火の場合の2つが最も多いでしょう。

肝火の場合は、曲泉を瀉し、大谿を補います。曲泉には反時計回りの輪状揉捏を行い、大谿には補法の持続的圧迫を加えます。

これを行っていると、徐々に足が温まり、顔のほてりが寛解していきます。一回目の治療は、足が温まるかどうかを判断基準にすればいいでしょう。

心火の場合、陰げきを僕はよく使います。陰げきに対して反時計回りに輪状揉捏を行い、瀉法を施します。時には手厥陰心包経を使うときもありますが、その時はげき門を使う事が多いです。

手少陰心経を使うか手厥陰心包経を使うかは、その時の経脈の反応によって決めます。

また、必ず、大谿を補って下さい。

上火は、根底に津液不足がありますので、腎を補う必要があります。

また、津液不足の原因が脾虚になるときは、もちろん、大白を補います。

これらの治療は鍼でも同様です。

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