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治療

胸鎖乳突筋の圧痛

胸鎖乳突筋は、片側が作用すると、頚部をその反対方向に回旋させます。両側が作用すると、乳様突起が比較的後方にある場合(頚部後傾)は頚部後傾、乳様突起が比較的前方にある場合(頚部前傾)は頚部前傾に働きます。

でも、運動後に圧痛が出ることは、特に強く荷重をかけない限りあまり出ません。

ところが、周囲にリンパ節が多数あるため、上気道の感染症を起こすと圧痛が出ることがあります。

リンパ節が腫脹している場合は、鍼の場合その周囲に軽く刺し、マッサージの場合軽度に輪状揉捏を加えます。

最終的に鎖骨上窩のリンパ節に対して治療を加え、炎症を取るようにします。

しかし、リンパ節が腫脹し圧痛を示すのはそれなりの理由があります。言うまでもなく感染症に対して防衛するためです。

従って、単に痛みがあるからといってその圧痛を散らすのはよくはありません。

胸鎖乳突筋を含めた胸膈上口の筋、すなわち斜角筋などにもアプローチし、血液とリンパの流れをよくする必要があります。

また、頸椎の機能障害を改善するために、頸椎だけではなく、横隔膜や骨盤、腰部(特に下位)の状態をよくしていく必要があります。

これは、脊柱を中心としたバランスを考えるがためです。

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