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東洋医学

脾虚と胃熱

何らかの原因で脾虚になったとします。

その何らかの原因とは何か。

多くは、腎虚、時には肝虚ですね。もちろん、脾は独自に虚することもあります。

腎虚の場合は、津液と気が脾に送られなくなります。

脾というのは津液を必要とする蔵で、その津液を胃に送ることにより消化(腐熟)を助けます。脾自体も胃から水を受け取り津液に変化させているんですけれど、その津液を循環させる腎の働きが弱くなると、脾も弱ってくるんですね。

肝虚の場合、血が不足します。血には津液の成分がありますし、滋養も含まれています(気と言えますでしょう)。その血が脾に十分に送られなくなると、脾の働きが衰えます。

その前に脾自体が弱っているということもあり得ます。暴飲暴食で胃腸を酷使しているとき、脾は何とかその胃腸をうまく働かそうとします。その結果、脾はつかれます。そのため、脾の機能が低下するんです。

脾の機能が低下すれば、腎虚や肝虚の影響をまともに受けるようになって、いっそう機能低下に陥ります。

さて、脾虚になると、津液を胃に送る機能が衰えます。

胃は、脾から充分な津液を受け取ることにより腐熟をなしています。その津液が不足するのですから、腐熟がうまくいかなくなります。また、津液不足の結果、熱がこもってきます。

これが胃熱です。

飲食物から胃熱が発生することも大いにありますが、内部環境から胃熱が発生することもあり得るわけです。

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