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東洋医学
古典の読み下し

古来から日本人は中国語を読むとき独特の読み方をしてきました。現代中国語はともかく、古典に関しては読み下すのに白文に記号をつけて読んできたんです。
御陰で難解な中国語も「日本語として」読みやすくなったという利点が生じましたが、その現象は今になっても生きています。
文語がもう使われなくなった現代にです。
たとえば、鍼灸の古典の「現代語訳」が出ていますが、相変わらず読み下しが書いてあります。
無駄とは言いません、無駄とは言いませんが現代語でも書けるのに(読み下しと現代語併記のものもあります)、漢文の読み下しに固執することが絶対に必要でしょうか。
読み下しに抵抗があって鍼灸の古典を読まない人がいるとしたら。いえ、そのような人が多いようにも思います。
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