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東洋医学
邪気を感じる

鍼をしていると、あるいは按摩をしていると、邪気を感じることがあります。鍼を通じてまたは指を当てたところから、通常の気と違う感覚が伝わってくるのです。
その通常と違う感覚とは何か。そもそも邪気とは何か。
気は気に過ぎないのですが、その性質が異なります。僕の感覚からすると、邪気とは精気ではないもっと雑多なもの、粗雑なものに感じます。
何らかの原因で緻密であるはずの気が古典でいう濁気になったものこそが邪気であるような気がします。
実証の人は邪気が充満しやすい状態です。
その邪気を抜いてやる。すると、体は正常に動くようになります。邪気が円滑な生命活動を、すなわち正常な気の動きを邪魔するから病気になったものと考えます。
抜いた邪気はどうなるか。
自然の中において浄化されるように思います。
自然の摂理です。
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