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治療

手根骨への鍼

もし手根骨が原因で手関節の痛みが出た場合、鍼ではどのように対処すればいいでしょうか。

まず、手根骨は手関節の動作で動くということを認識すべきです。

掌屈、背屈の際は、橈骨、尺骨と舟状骨、月状骨との関節だけではなく、手根中央関節においても動きがあります。ですから、もし掌屈や背屈で痛みがあるのであれば、その際にどの部位で痛みがあるのかを限局する必要があります。

その上で、その痛みが、どの手根骨の動作制限で起こっているのかを調べます。

各手根骨は靱帯で結ばれていますが、祝津や背屈の際に動きが悪い部分の靱帯に必ずと言っていいほど拘縮が見られます。その拘縮部位に対して鍼を行います。

橈屈、尺屈の際は、各手根骨は回転するような動きを示します。ところが異常のある部位の手根骨は回転に制限が見られます。その制限されている手根骨を探して、どの部位の靱帯がその可動性制限を起こしているのかを調べ、そこに刺鍼します。

いずれにせよ、繊細で厳密な触診が必要になりますので、十分触診力を磨いてください。

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