ブログ

ブログ
按摩・マッサージ

腹大動脈へのマッサージ

腹大動脈は、後側(壁側枝)に下横隔動脈、腰動脈、正中仙骨動脈を出します。前側(臓側枝)に腹腔動脈(左胃動脈、総肝動脈、脾動脈となります)、上腸間膜動脈、下腸間脈動脈、中腎動脈などを出します。

腹大動脈へのマッサージは、まず行った人はいないでしょう。

でも、できます。行うことによって、各々の部位に行く動脈血流を促進し、組織・器官の活動を改善します。

腹大動脈は、第4腰椎の高さで総腸骨動脈に分枝しますので、みぞおちからおおよそ臍下の関元穴付近までが治療部位となります。

方法はそれほど難しくありません。

仰臥位にした患者さんの白線上(腹部中央)に片手または両方の四指先を当て、ゆっくりと圧迫します。増圧していくと腹大動脈の拍動を感じますので、そこよりわずかに圧を入れた深さで数秒静止します。その後、素速く手を離します。これをみぞおちから臍下まで行っていきます。

圧は強すぎないようにします。拍動を強く感じすぎないように、また不快な痛みを感じさせないように圧を加えなければなりません。

これを数回行うことにより、腹腔内臓器、背側の筋、横隔膜への血流が断然よくなるのです。

ただし、高度の動脈硬化のある人にはしないようにしてください。

よろしければクリックをMR按摩鍼灸のブログ

RECOMMEND