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身体

仙骨神経叢と梨状筋

L4(の一部)、L5、S1からS3は梨状筋の前面で仙骨神経叢を作ります。

仙骨神経叢からは、中殿筋と小殿筋を支配する上殿神経、大殿筋を支配する下殿神経、人体で最も太い末梢神経である坐骨神経などが出ます。

この坐骨神経は、梨状筋の下、上双子筋との間にあるいわゆる梨状筋下孔を出ます。

何らかの理由で梨状筋が緊張すると、梨状筋下孔部が狭くなりその結果坐骨神経を圧迫し、殿部や下肢のしびれや痛みといった症状の梨状筋症候群を起こします。

坐骨神経の変異として、梨状筋下孔部を通らずに梨状筋中を通過する人もいるようです。そのような場合、梨状筋の緊張はいっそう症状を起こしやすいのかもしれません。

梨状筋自体は、仙骨神経叢が支配しています。従って、仙骨神経叢自体の興奮は梨状筋の緊張を起こしやすくなりますし、位置的に、梨状筋緊張は仙骨神経叢を刺激するという悪循環を招きやすくなります。

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