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治療

晴れたら気をつけよ、秋のカゼ

曇ったり雨が降っている間は、たとえカゼを引いていても調子いいんです、燥邪によるカゼ。

晴れてくる方が調子が悪い。つまり、乾燥している方がカゼの症状が悪化するんです。

でも、燥邪によるカゼは比較的治しやすいんです。水分を補い、潤滑させればいいんです。

ところが、燥邪によるカゼを長引かせると大変。

乾燥が長引くと熱に変化します。これを化火といいますが、そうなると単なる燥から燥熱に変化します。

燥熱になると、発熱します。水分があるとある程度は和らぐんですが、その水分がないため、のどはカピカピになって、意外と高熱が出たりします。場合によっては、痰に血が混じります。痰自体は少ないか粘っこいんですが、咳がひどくて乾燥した粘膜から出血するからです。

この場合は、熱を取る鍼をしなければなりません。通常汗を出させればいいんですが、その水分が体内にないのでやっかいです。水を補う治療をして熱を冷ます必要があります。

時には、その熱が脾胃に溜まったりします。すると、胃腸症状、腹部の膨満、下痢、渋り腹、場合によっては便秘をします。

この場合は、脾胃の熱を取る治療をしなければなりません。

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