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経穴

ツボの位置が書かれた本

現存するもっとも古い本は、中国の黄帝内経(こうていだいけい)という医学書です。鍼灸の本として、今でも読み継がれているもので、だいたい2千年ほど前のものです。

でもこの本に書かれている経穴はそれほど多くありません。60穴ほどで、しかも具体的にここというのはほとんどないんです。

次に古いのは、3世紀に書かれた鍼灸甲乙経(しんきゅうこうおつけい)という本です。ここでは、現在使われているほとんどの経穴が書かれています。しかも、具体的に位置、効用が書かれていて、僕がもっとも重宝している本です。これも中国の本です。

さらに新しくなると十四経発揮(じゅうしけいはっき)という本が出ており、これは、現在の我が国の経穴学習の基礎になっています。

さらに新しい時代に、鍼灸大成(しんきゅうたいせい)という本が出ており、ここに書かれている経穴が、現在の世界標準の基礎となっています(つまり我が国の鍼灸学校の教科書は少し古い?)。

日本語訳は浅野周という先生が三和書籍という出版社から出されています

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