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鍼灸・按摩・マッサージ

マタニティーブルー

マタニティブルーとは、妊娠中に起きる一過性のうつ状態のことをいいます。原因は、急激なホルモン分泌の変化、つわりなどの妊娠中の体調の変化、出産に対する不安が根底にあるように思います。


多くの場合は、1週間から数週間で治りますが、場合によっては長く続くこともあります。


東洋医学的な考え方については、いろいろなパターンがあります。


一つは、東洋医学でいう蔵府(実際にある内臓のことではなく、身体の機能を東洋医学の理論に基づいて分類したものを臓腑といいます。筆者は間違いを避けるために「臓腑」ではなく「蔵府」と書きます)のうち、脾が弱っているもの。脾が弱ると、感情のうち「思」が強くなります。思が強くなると、思い悩むようになってしまいます。


脾が弱る原因には、妊娠中特有の肝が強くなるという現象が挙げられます(これは五行説によるもので鍼灸師や按摩師の皆さんにはおなじみですが、一般の方には難しいと思います。いずれ説明しますので、今はそんなものだというくらいに留めておいて下さい)。


ところが人によっては、肝が強くなるよりも、脾が強くなる人がいます。すると、その子である肺が影響を受けて「憂」が強くなります。その結果、憂い悩むことが多くなります。


脾の場合は、脾兪、胃兪、章門、太白に補法を行います。鍼はてい鍼または切皮程度、按摩の場合経脈に沿って摩擦を行った後持続的に補法の圧迫を行います。


肺の場合は、章門で軽く瀉法を行い、肺兪、太淵に補法を行います。


またどちらの場合も、第6胸椎と胸骨を調整することにより、うつの症状にいい結果をもたらすことがあります。理由はわかりません。


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