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床に手をつくと手首が痛い…原因は「手首の小さな骨のズレ」かも?【簡単セルフケア付き】
床や机に「手のひら」をつくと、手首が痛むことはありませんか?
- 床から立ち上がろうとして手をついたとき
- 重い荷物やフライパンを手のひらで支えたとき
- ストレッチやヨガで四つん這いになったとき
このように「手首を反らして体重をかけたとき」にピキッとした痛みや詰まるような違和感が出る場合、単なる筋肉の疲れだけでなく、手首の関節の微細な動きの悪さが原因になっていることがよくあります。
痛みのカギを握る「手根中央関節(しゅこんちゅうおうかんせつ)」とは?
手首は1つの大きな関節で動いていると思われがちですが、実は8つの小さな骨(手根骨:しゅこんこつ)が石垣やパズルのように精巧に組み合わさってできています。
この8つの骨は、前腕(腕の骨)に近い列と、指に近い列の「2列」に並んでいます。この2列の間にある関節が「手根中央関節」です。
手のひらを床につく(手首を反らす)動作では、この手根中央関節にある小さな骨たちが滑らかにスライドする必要があります。しかし、日常の手の使いすぎ(パソコンやスマホ操作、家事など)や過去の軽い捻挫などがきっかけで、この関節の配列や動きにわずかなズレ・ロックが生じると、手をついた際に関節がうまく噛み合わず、痛みや詰まり感を引き起こしてしまいます。
当院でのアプローチ:鍼灸 × オステオパシー
手首の痛みを根本から改善するには、痛む場所だけでなく「関節の正しい噛み合わせ」と「腕全体の連動」を取り戻すことが大切です。当院では、東洋医学の鍼灸と、身体の構造・機能を整えるオステオパシーを組み合わせて施術を行っています。
- オステオパシーによる関節調整 手根中央関節をはじめとする小さな骨(手根骨)一つひとつの動きを丁寧に検査します。動きが固まっている箇所に対して、強い力でボキボキ鳴らすのではなく、ごく優しい圧で骨の配列と微細なスライド(関節の遊び)を本来の状態へと誘導します。
- 鍼灸による筋緊張の緩和と血流改善 手首の動きを制限している前腕(肘から手首)の筋肉や腱の緊張を、鍼やお灸で深部から緩めます。あわせて経絡(ツボの流れ)を整えることで、局所の炎症や痛みを和らげ、組織の回復力を高めます。
また、手首の負担は「肘・肩・背骨」の動きの悪さをかばって起きているケースも少なくありません。腕から全身のバランスをトータルで整えることで、再発しにくい状態を目指します。
自宅でできる簡単セルフケア:太ももを使った「手首リセット法」
「手をつくと少し違和感がある」「手首が詰まる感じがする」という時に、ご自宅で安全に手根中央関節まわりを整えるセルフケアをご紹介します。自分の太ももの重みを利用するため、余計な力が入らず効果的です。
【やり方】
- 椅子に浅めに座ります。
- 痛む方の手を「手のひらを上」に向け、太ももの裏(下)に手のひら〜手首を挟みます。
- 手首の力をだらんと抜いた状態で、太ももに少しずつ体重をかけて、手首をじんわり圧迫します。
- 痛気持ちいい、または心地よい圧迫感を感じる程度で15〜30秒ほどキープし、ゆっくり体重を抜いて手を解放します(2〜3回繰り返します)。
【ポイントと注意点】
- 手のひらを上にして太ももの下で平らに圧迫することで、前腕の筋肉がリラックスし、丸まって詰まりやすくなっていた手首の小さな骨(手根中央関節)が自然な位置へと広がりやすくなります。
- 強い痛みが出る場合は無理に行わないでください。「心地よい」と感じる力加減で行うのがコツです。
手首の痛みを我慢せず、早めのケアを
手首は毎日使う場所だからこそ、一度関節の噛み合わせが悪くなると、自然にはなかなか治りにくい部位でもあります。
「湿布を貼ってもなかなか良くならない」「手をつくたびに不安がある」という方は、手根中央関節をはじめとする手首の微細なバランスが崩れているサインかもしれません。気になる症状がございましたら、お気軽に当院までご相談ください。
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