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鍼灸,オステオパシー

外傷後に肩が上がらない原因とは?肩甲骨・ローテーターカフと鍼灸・オステオパシー

転倒やケガのあと、肩が動かしにくいのはなぜ? 肩関節・肩甲骨・ローテーターカフの関係


転倒して肩を打った、腕を強く引っ張られた、スポーツで肩を痛めた。このような外傷のあと、痛みが落ち着いても肩が動かしにくくなることがあります。

その原因には、肩甲上腕関節の動きの制限、肩甲骨の運動異常、ローテーターカフ(回旋筋腱板)の損傷や機能低下などが関係している場合があります。

肩の動きは、一つの関節だけで成り立っているわけではありません。


肩甲上腕関節とは?

肩甲上腕関節は、肩甲骨の関節窩と上腕骨頭からなる関節です。

腕を上げる、後ろに回す、ひねるといった動作の中心となります。

外傷によって関節包や靱帯、筋肉などが損傷すると、痛みや炎症によって動きが制限されることがあります。

また、痛みを避けて肩を動かさない状態が続くと、関節周囲の組織が硬くなり、可動域が低下する場合もあります。


肩甲骨の動きが悪いと腕が上がらない?

腕を上げるときには、肩甲上腕関節だけでなく、肩甲骨も連動して動きます。

これを「肩甲上腕リズム」と呼びます。

肩甲骨が適切に上方回旋し、後傾することで、腕を滑らかに上げることができます。

ところが、外傷後の痛みや筋肉の緊張などによって肩甲骨の動きが乱れると、腕を上げにくくなることがあります。


肩関節の動きを改善するには、肩甲骨の動きにも目を向けることが大切です。


ローテーターカフの役割

ローテーターカフは、肩関節を安定させる4つの筋肉とその腱の総称です。

  • 棘上筋:腕を上げる動作を補助する
  • 棘下筋:腕を外側に回す
  • 小円筋:腕を外側に回す
  • 肩甲下筋:腕を内側に回す

これらの筋肉は協調して働き、上腕骨頭を関節窩に安定させながら肩の運動を支えています。

外傷によってローテーターカフが損傷すると、肩の痛みや筋力低下、腕の上げにくさなどが生じることがあります。

特に、転倒後に急に腕が上がらなくなった場合は、腱板断裂や骨折などの可能性もあるため、整形外科での診察が必要です。


鍼灸とオステオパシーによる肩へのアプローチ

げんき本舗治療院では、肩の痛みがある部分だけでなく、肩甲上腕関節、肩甲骨、周囲の筋肉の状態を確認することを重視しています。


鍼灸によるアプローチ

鍼灸では、肩周囲の筋肉の緊張や痛みに対して施術を行います。肩の痛みを軽減し、動かしやすい状態をつくるための補助的な方法として用います。


オステオパシーによるアプローチ

オステオパシーでは、肩甲上腕関節と肩甲骨の動き、胸郭や周囲組織との関係にも着目します。身体の状態に応じて穏やかな徒手的アプローチを行い、肩の動きを妨げている要因を評価します。


ただし、鍼灸やオステオパシーによって断裂した腱や損傷した靱帯が直接修復されるわけではありません。外傷後は、必要な医学的検査や治療を優先することが重要です。


まとめ|肩の動きは肩甲骨とローテーターカフも重要

外傷後に肩が動かしにくくなる原因は、肩甲上腕関節だけにあるとは限りません。

肩甲骨の動きやローテーターカフの働きも、肩関節の機能に深く関係しています。

肩の痛みが長引く、腕が上がりにくい、肩の動きが以前と違う。

そのような場合には、原因を適切に確認し、肩関節全体の働きを考えた対応が大切です。


げんき本舗治療院では、鍼灸とオステオパシーの視点から、肩関節とその周囲の機能を丁寧に評価し、状態に応じた施術を行っています。


げんき本舗治療院

鍼灸 × オステオパシー

大阪府高槻市出丸町1-5

TEL:072-674-8920

「肩や腕をぶつけてから腕が上がらない」「ケガをしてから肩の動きが悪い」「肩のケガのあと、動作痛がある」

そのような方は、げんき本舗治療院へご相談ください。

げんき本舗治療院 公式サイト・WEB予約

診療時間:9:30〜11:30/14:00〜20:00(最終受付19:00) 休診:木曜・日曜・祝日。


参考文献・医学的根拠

① 肩甲骨と肩甲上腕関節の関係

Ludewig PM, Reynolds JF. (2009)

The Association of Scapular Kinematics and Glenohumeral Joint Pathologies.

Journal of Orthopaedic & Sports Physical Therapy. 39(2):90–104.

② ローテーターカフの機能と肩関節の安定性

The Biomechanics of the Rotator Cuff in Health and Disease – A Narrative Review. (2021)

③ 外傷性腱板損傷の診断と治療

American Academy of Orthopaedic Surgeons(AAOS). (2025)

Management of Rotator Cuff Injuries: Evidence-Based Clinical Practice Guideline.

④ 肩甲骨周囲筋と肩の運動

Phadke V, Camargo PR, Ludewig PM. (2009)

Scapular and Rotator Cuff Muscle Activity During Arm Elevation: A Review of Normal Function and Alterations with Shoulder Impingement.

Brazilian Journal of Physical Therapy. 13(1):1–9.

⑤ 肩の痛みに対する鍼灸の効果

Green S, Buchbinder R, Hetrick SE. (2005)

Acupuncture for Shoulder Pain.

Cochrane Database of Systematic Reviews. CD005319