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マッサージ
違法整骨院のために訪問マッサージ師が迷惑している
整骨院や接骨院(以下、整骨院)は柔道整復師という国家資格者が業務を行っている。
これら整骨院は、整形外科医が少なかった時代にその代行をしてた経緯や、対象が緊急性を有することにより、一定の範囲で医療保険扱いを認められている。
その範囲は
急性・亜急性の捻挫、打撲、挫傷への施術、骨折、脱臼の応急処置
である。
従って、整骨院では、けがをしてから何ヶ月も経っているものや、原因のわからない痛み、慢性的な痛みなどは保険対象外だ。
ところが多くの整骨院では、慢性的な腰痛、肩こりなどなどに対して不正に保険扱いをしている。これら本来は保険扱いできないものを捻挫などと称して、不正請求しているのである。つまり詐欺行為をしている。
近年、これらの違法行為が問題視され、保険組合等は、整骨院を受療すれば被保険者に問い合わせのはがきを送っているところが多い。
もし整骨院で保険施術を受け、保険組合から施術内容を問うはがきが来たとき、その整骨院が「もし問い合わせの書類が来たら、持ってきてください。当院で送り返します」といったとすれば、まず間違いなく不正行為をしている。不正が曝露されるのを防ぐため、被保険者に問い合わせの回答をさせないためだ。
さて、あん摩マッサージ指圧師は、医師の同意書があれば麻痺と拘縮に限ってマッサージ施術が認められる。医師の同意書が必要なのだから、不正はできない。
ところが保険を審査する団体は、不正をしている整骨院と、まじめに業務を行っているあん摩マッサージ指圧師を同様のものとして扱うケースが多い。そのため、少しでも療養費請求の書類に疑問があれば(不備があればではない。疑問を抱くだけだ)、あっさり不認可とする。
その割を食うのが当のあん摩マッサージ指圧師だ。柔道整復師と違い不正をせず、まじめにマッサージ業務を行っているだけなのに、疑問を抱かれただけで、療養費をもらえなくなる。
多くの訪問マッサージをしているあん摩マッサージ指圧師が、不正を働く柔道整復師のお蔭で、ただ働きの恐怖におびえているのである。
注:保険でのマッサージにかかる療養費は1カ所300円にもならないくらい、驚くほど安い。従って採算がとれない。訪問の場合、その移動による費用がそこそこあるのでやっと採算がとれる。そのため、保険でのマッサージは、ほとんどの場合訪問である。
また、本来は保険で安価にマッサージを受けられるはずの麻痺や拘縮に苦しむ人も、保険請求不認可のあおりを受けるのである。再審査を要求して認められなければ、以降、保険でのマッサージは受けることができない。
こんなバカなことがあるだろうか。
私は保険扱いをしていないが(訪問をしていないのと書類を書くのが苦手だから)、保険扱いでこつこつ働いているあん摩マッサージ指圧師のことを考えると憤懣やるかたないのである。
これら整骨院は、整形外科医が少なかった時代にその代行をしてた経緯や、対象が緊急性を有することにより、一定の範囲で医療保険扱いを認められている。
その範囲は
急性・亜急性の捻挫、打撲、挫傷への施術、骨折、脱臼の応急処置
である。
従って、整骨院では、けがをしてから何ヶ月も経っているものや、原因のわからない痛み、慢性的な痛みなどは保険対象外だ。
ところが多くの整骨院では、慢性的な腰痛、肩こりなどなどに対して不正に保険扱いをしている。これら本来は保険扱いできないものを捻挫などと称して、不正請求しているのである。つまり詐欺行為をしている。
近年、これらの違法行為が問題視され、保険組合等は、整骨院を受療すれば被保険者に問い合わせのはがきを送っているところが多い。
もし整骨院で保険施術を受け、保険組合から施術内容を問うはがきが来たとき、その整骨院が「もし問い合わせの書類が来たら、持ってきてください。当院で送り返します」といったとすれば、まず間違いなく不正行為をしている。不正が曝露されるのを防ぐため、被保険者に問い合わせの回答をさせないためだ。
さて、あん摩マッサージ指圧師は、医師の同意書があれば麻痺と拘縮に限ってマッサージ施術が認められる。医師の同意書が必要なのだから、不正はできない。
ところが保険を審査する団体は、不正をしている整骨院と、まじめに業務を行っているあん摩マッサージ指圧師を同様のものとして扱うケースが多い。そのため、少しでも療養費請求の書類に疑問があれば(不備があればではない。疑問を抱くだけだ)、あっさり不認可とする。
その割を食うのが当のあん摩マッサージ指圧師だ。柔道整復師と違い不正をせず、まじめにマッサージ業務を行っているだけなのに、疑問を抱かれただけで、療養費をもらえなくなる。
多くの訪問マッサージをしているあん摩マッサージ指圧師が、不正を働く柔道整復師のお蔭で、ただ働きの恐怖におびえているのである。
注:保険でのマッサージにかかる療養費は1カ所300円にもならないくらい、驚くほど安い。従って採算がとれない。訪問の場合、その移動による費用がそこそこあるのでやっと採算がとれる。そのため、保険でのマッサージは、ほとんどの場合訪問である。
また、本来は保険で安価にマッサージを受けられるはずの麻痺や拘縮に苦しむ人も、保険請求不認可のあおりを受けるのである。再審査を要求して認められなければ、以降、保険でのマッサージは受けることができない。
こんなバカなことがあるだろうか。
私は保険扱いをしていないが(訪問をしていないのと書類を書くのが苦手だから)、保険扱いでこつこつ働いているあん摩マッサージ指圧師のことを考えると憤懣やるかたないのである。