ブログ

ブログ

てい鍼の1つの手法

先日のセミナーで行った内容です。

てい鍼にも様々な方法がありますが、これは筋膜の繋がりを考えての方法です。

筋膜というものは全身を覆っています。

全身から骨、皮膚、筋組織、靱帯などを取り去ると筋膜が残りますが、その筋膜は全身を継いでいます。よく外国の方は、ストッキングのようにと表現なさいますが、実際そのように筋膜は全身を継いでいます。

どこかで筋膜の緊張があるとします。その緊張は全身に何らかの影響を与えます。

先日のセミナーで行ったものは、立位体前屈をして、その後、百会の部分の筋膜をてい鍼で伸展させるというものです。百会で前後に筋膜の動きののび方を調べ、引き延ばす方向にてい鍼を傾ける、それだけです。数秒の動きで筋膜は伸展されます。

その後、立位体前屈を調べます。よく曲がるようになっているか、あるいは抵抗が減じます。

仮に百会穴の部位での伸展を引き延ばすのではなく、逆の方向にてい鍼を傾けると、立位体前屈はしにくくなります。


RECOMMEND