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てい鍼で胸骨の動きを改善する

てい鍼は、様々な用途があります。

丸い方で経脈に沿ってこすると、気血の流れを促進させます。

とがった方で気血が阻滞したところをつつくと、それを取り除きます。

筋緊張に対しても種々の手法で効果をもたらします。

さて、胸骨は、吸気の際に上方に位置移動し、わずかに胸骨角が鋭角になります。

呼気の際は下方に位置移動し、胸骨角はわずかに鈍角になります。

ところが、呼吸の際にうまく胸骨が動かないことがあります。

胸肋関節の可動性制限が最も多いのですが、中には胸骨角のところに問題が存在することもあります。

その際は、胸骨角にてい鍼のとがった方を当てて(僕の場合、実際はそのやや下方に当てることが多い)、呼吸に伴う胸骨の動きを誇張させます。

患者さんには深呼吸をさせた方がわかりやすいでしょう。

その深呼吸に合わせて、正常な胸骨角の動きに近づけるようにてい鍼を操作するのです。

しばらくすると、胸骨角が柔らかくなってきます(そのように感じます)。胸骨角の動きが正常に近づいた証拠です。

そこで鍼を取り、チェックします。

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