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雀啄のコツ

雀啄(じゃくたく)は鍼の手法の一つです。

刺した鍼を適切な位置で、細かく出し入れする方法ですね。

雀がついばむような動きに見えることからこのような名前がつきました。

この手法の目的の一つは、催気。気を呼び起こすこと。

経脈の気が流れる位置まで来ると、その深さで雀啄をしてみます。すると、気が至ります。響きがくるのでわかると思います。

2つめの目的は、響きを維持させること。響きを維持させることにより、気の流れをさらによくします。

コツは、刺すようで刺さず、抜くようで抜かない。

ゆっくり少し刺せば早くわずかに大きく抜き、早く少し刺せばゆっくりわずかに抜き、ゆっくり大きくさせば早くわずかに抜き、早く大きくさせば、ゆっくりわずかに抜きます。

一定しないリズムのごく細かな雀啄が、気持ちのいい響きを起こさせます。

リズムが一定ですと、響きがなくなっていきます。

大きな動きですと、不快な響きや痛みになります。

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