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腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアの形態には2種類があります。

椎間板は、外側を堅い線維輪が覆い、内側に柔らかい髄核が存在します。

椎間板ヘルニアとは、この内部の髄核が外側に飛び出た状態をいいます。

一つの椎間板ヘルニアは、脱出型といわれるもので、線維輪を完全に破ってしまい髄核が外に出てしまったもの。

もう一つは膨隆型といわれるもので、完全に線維輪を破らずに髄核が外に飛び出ようとして膨隆したものです。

前者の脱出型は、貪食細胞が髄核を食べてしまうので、約3ヶ月程度で小さくなります。

後者の膨隆型は、ヘルニア部位が自然に戻ることは少ないと考えられます。

ところが、鍼にせよマッサージにせよ、適切な治療を行うと腰椎椎間板ヘルニアによる痛みやしびれは軽減ないし消失します。

おそらくは、腰椎椎間板ヘルニアだけが原因ではなく、その周囲の環境、たとえば組織の腫脹、血行不良などが重なり合って症状を引き起こし、それが治療により寛解するために効果が現れるものと思われます。

どこの調査かは忘れましたが、無症状の人の60パーセントに腰椎椎間板ヘルニアがあるそうです。つまり、ヘルニアがあったとしても必ずしも症状を起こすとは限らない、ヘルニアに何らかの要因が重なって初めて症状を引き起こすと思われます。

鍼やマッサージは、その悪い環境を改善するものと思われます。

しかし、単純に鍼を刺したりもんだりして腰椎椎間板ヘルニアによる諸症状が緩解するわけではない。

繰り返しいいますが、適切な治療が必要なのです。

その適切な治療とは、

1,腰椎椎間の可動性を改善させる。

2,腰椎椎間の狭窄を改善させる。

3,周囲の軟部組織の緊張を改善させる。

4,腰椎を含めた姿勢不良を改善させる。


の4点です。

方法はいろいろ考えられます。

姿勢については、患者本人に姿勢の悪さを自覚させるということも必要でしょう。

優れた治療家は、幾度も腰椎椎間板ヘルニアの諸症状を治していると思います。

僕自身も、手術が必要といわれた症状を改善させたことが何度もあります。

適切な治療、すなわち上述の目的を考えて治療を施せば、誰でもそれが可能なのです。

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