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触診

脊柱関節腔内の可動性

背骨の関節にも関節腔内可動域があります。関節の遊びですね。

この関節の遊びが減少すると、背中の痛みだけではなく、交感神経幹との関係から、内臓の不調など様々な病態が発生する可能性があります。

これを調べる時、通常座位で調べます。

座位で調べると、関節腔内の可動性だけではなく、脊柱のゆがみもわかるからです。

可動性を調べる時は、四指腹で軽く押さえて調べます。

四指は関節が柔らかいので、触診力が充分にない人はわかりにくいときがあります。また、腰部は四指腹では触りにくいでしょう。そんなときは母指腹で調べてもかまいません。

軽く圧してみて弾力が感じられるかどうかです。弾力がなければ、その関節は遊びをなくしています。

もちろん、伏臥位でも脊柱の遊びは調べられます。

でも、ゆがみはわかりにくいので、僕の場合遊びだけの診察にとどめます。

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