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按摩・マッサージ

手技の一つ一つに責任を持つ

按摩やマッサージを行う際には、様々な手技を施します。摩擦あり、圧迫あり、揉捏あり、叩打あり、運動法あり。

またその各々は多種多様に及びます。

これら多くの手技を施す際に、どの手技がどのような働きかを考えながら行っているでしょうか。

もとより、一つ一つの手技には特徴があり、それぞれ作用や目的が違います。

しかし、按摩やマッサージの怖いところは、そのような一つ一つの作用や目的を考えずに漫然と行っていても、何とか「様」になってしまうところなんです。

でも、それでは治療とは言えません。

この手技を行うときには、何を目的にし、どのような効果を期待し、どのように、どの部位に行うのか、それをはっきりさせなければなりません。

一つ一つの手技を吟味し、総合的に全身をいかに状態のよいようにするかを考えながら治療を施すことが重要なのです。

漫然と手技を施す。

これは、按摩やマッサージ治療の死を意味します。

生きた治療を行うためには、手技一つ一つに超然とした意味合いを込めて行うべきなのです。

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