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鍼
てい鍼の使い方
てい鍼の基本的な形状は、一方がとがっていてもう一方は丸くなっています。いずれにせよ刺す鍼ではなく、突っついたりこすったりする刺さない鍼です。
表面に気がたまっているとき、表邪があるときには、とがった方でつつきます。てい鍼を持っていない方の手で表皮を確かめながら、気の滞りがなくなったかどうかを調べます。その後丸い方で経脈に沿ってこすります。この二つの行為によって、気の流れを潤滑にします。
補法をするときは、一定の経穴を定めてそこにとがった方を押し当てます。しばらくすると気が充実していくのがわかりますのでそのようになったら静かに鍼を離します。もし催気が必要なら補法を行う前に経脈に沿ってその経穴の取意を丸い方で数回こすります。
よくバネ式になっていてとがった方を押し当てると引っ込むものもありますが、あれは接触する力がわかりにくいので使いません。
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