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皮膚に沿って横刺をする

横刺というのは名前の通り、鍼を横にした状態で刺すことを言います。

斜めに刺すことを斜刺、まっすぐ刺すことを直刺ですね。

通常横刺といってもある程度体表に対して角度はあるんですが、時には、皮膚にほとんど平行に刺すこともあります。

その場合は押し手、すなわち鍼を支える左手を工夫しなければなりません。

普通の押し手は、母指と示指で鍼をつまみ、他の三指で押し手全体を安定させます。鍼を安定させるとともに、鍼から伝わる身体の情報を感じ取る役割があります。

ほとんど水平にする押し手は、これとはかなり異なります。

まず、横刺をしたい方向に斜めに切皮をします。切皮をしたら、鍼を皮膚に当たるように倒します。ここまでは普通の押し手と同様です。

この後が違います。

鍼が刺さったところを押し手の示指で押さえるように固定し、そのまま皮膚に平行に刺していきます。

押し手の中指は、皮膚の上から鍼の角度を探りながら固定する役割を果たします。要するに、鍼が浅くなりすぎて皮膚を突き破り外に出てしまわないように押さえているんです。そんなに強く押さえなくても大丈夫です。鍼尖の状態がわかる程度で十分です。

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