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治療
腕神経叢と筋
昨日書いた鎖骨下動脈は、その後腋窩動脈と名前を変えますが、その腋窩動脈と平行して腕神経叢の2次神経索である外側神経束、内側神経束、後神経束が通ります。外側神経束は筋皮神経を分枝し、外側神経束の筋皮神経以外の線維と内側神経束の一部線維から正中神経が作られ、内側神経束の残りの線維から尺骨神経などが分枝します。後神経束からは、腋窩神経を出しその後橈骨神経となります。
これらの神経束は腋窩動脈とほぼ位置を一致させますので、腋窩動脈周囲の例えば小胸筋の緊張があると腋窩動脈とともにこれらの神経を絞扼する可能性があります。
従って、小胸筋の緊張を寛解させることはこれら神経束の絞扼症状を軽減することに役立つのです。
さて、腕神経叢の2次神経索はこれらの通りですが、1次神経索はC5、C6よりなる上神経幹、C7からなる中神経管、C7、Th1からなる下神経管の3つがあります。
これらの神経管は前斜角筋と中斜角筋の間隙である斜角筋隙を通るため、前斜角筋及び中斜角筋が緊張すると、やはり神経絞扼を起こすことがあります。
その場合は、前斜角筋、中斜角筋の緊張を確かめ改善させる必要が生じます。
重要なのは、症状などから類推をし或いは諸検査などを通じどこに問題があるかを判断すること、その結果を基に、どのように正確に原因を取り除けるかです。
もし原因が究明できたのなら、鍼治療を行うにしろ按摩やマッサージ治療を行うにしろ、原因となる筋の緊張をいかに正確に寛解させることができるか、それに結果がかかってきます。
これらの症状は臨床において大変よく遭遇するものです。きちんと治すということは、きちんと触診でき、きちんと情報を整理できるかどうかにもよります。
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これらの神経束は腋窩動脈とほぼ位置を一致させますので、腋窩動脈周囲の例えば小胸筋の緊張があると腋窩動脈とともにこれらの神経を絞扼する可能性があります。
従って、小胸筋の緊張を寛解させることはこれら神経束の絞扼症状を軽減することに役立つのです。
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これらの神経管は前斜角筋と中斜角筋の間隙である斜角筋隙を通るため、前斜角筋及び中斜角筋が緊張すると、やはり神経絞扼を起こすことがあります。
その場合は、前斜角筋、中斜角筋の緊張を確かめ改善させる必要が生じます。
重要なのは、症状などから類推をし或いは諸検査などを通じどこに問題があるかを判断すること、その結果を基に、どのように正確に原因を取り除けるかです。
もし原因が究明できたのなら、鍼治療を行うにしろ按摩やマッサージ治療を行うにしろ、原因となる筋の緊張をいかに正確に寛解させることができるか、それに結果がかかってきます。
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