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治療

教条的治療の不安

東洋医学は、基本的に陰陽論や五行説などで治療形態を決めることが多くあります。

しかしそのようなときであっても、東洋医学における生理学、病理学を基本にして治療を勧めるべきだと思います。

ところが、中には脈が○○だから五行では△△で治療は◇◇というように、単純に五行を当てはめただけの治療を行う人がいます。

でもこれは本当に治療といえるでしょうか。

患者さんから聞いたことがあります。ある鍼灸院で脈を診てもらって、鍼を何カ所か刺し、再度脈を診て、その先生曰く、

「脈がよくなったからこれで結構です」

でも症状はいっこうによくなりません。

その患者さんは脈を治してもらいに行ったのではなく苦痛を改善してもらいに行ったんですが、どうもその鍼灸師は勘違いをしているようです。

教条的に東洋医学の理論を当てはめるとこのようになります。その理論の根底にある「医学」であること、「医療」であることを忘れているのでしょう。

自戒も込めてですが、形式だけの治療にならないようにしたいものです。

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