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治療

咳と痰

カゼ引いている人多いですね。

カゼにもいろいろな症状のものがありますが、咳が出て痰が出るという人。

実は、鍼治療もよく効果を現します。

咳を鎮めるにはいろいろな方法がありますが、僕がよく使うのは尺澤(しゃくたく)です。

肘の内側にある経穴で、ここに置鍼(刺してそのまましばらく置いておく)をします。尺澤よりも手首寄りにある孔最(こうさい)という経穴が効果を現すこともあります。

後よく使うのは、天突(てんとつ)。のどのところの凹みにあります。よく下向きに刺しますが、僕はまっすぐ刺します。ちょうど気管に触れる程度まで刺して置鍼します。

次に中府(ちゅうふ)。鎖骨の外側の下、胸にある経穴です。ここは浅く刺してひびかせ置鍼します(今気がつきましたけど、咳止めには置鍼すること多いですね)。

ただ、痰が出ているときは、咳止めだけをしても効果はありません。痰を取る(東洋医学では化痰といいます)という処方をしなければなりません。

化痰には、豊隆(ほうりゅう)です。すねの真ん中へんにある経穴で、ここに置鍼します。ひびかさないとだめですね。豊隆がなぜ化痰に効くのか定かではありませんが、古来よく使いますし、確かに効果は高いです。

もし、脾(胃腸を動かす東洋医学でいう蔵)に異変があり痰が出やすくなっているのでしたら、足三里が効果を現すこともあります。

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