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治療

腰椎椎間板ヘルニアへの鍼

ヘルニアは理論的には鍼で治るはずないんですが、症状は改善します。

患者さんにすれば、ヘルニアが治るんではなくて症状が取れればいいわけで、鍼で十分治るんです。

もちろん中には同じように治療していてもうまくいかないものもあります。あるいは排尿障害などの重篤な症状のある場合は、鍼は不適応と思います。

でも、腰椎椎間板ヘルニアに悩む人は、一度治療を試してみる価値はあると思うんです。

治療は、第4腰椎、第5腰椎、仙骨を考え、どこにヘルニアがあるかを推定します。医師の診断結果があると簡単ですね。神経根に当たるところを目指して鍼を刺します。または、神経根周囲の筋の緊張しているところに鍼をします。

すると、坐骨神経に沿ってひびきます。あるいは腰痛のある部位にしっかりひびきます。

このひびきが大切で、ひびかないとヘルニアの治療はうまくいきません。

加えて。梨状筋下項部などのヘルニアに伴う神経痛のある部位に刺します。もちろんひびかせます。

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