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アトピー

足厥陰肝経とアトピー

一症例です。

疲労がたまるとアトピーがひどくなる人がいます。

脈を診ると弦脈が出ています(弦脈とはギターなどの弦に触れるような感じの脈。足厥陰肝経の変動でよく出ます)。また、肝に関係する左関上(手首の脈を手のひら側から3つに分け、最初を寸口、真ん中を関上、一番遠いのを尺中といいます。各々の違いで体調をはかります)が特に強くなっています。この部位は、肝に関係します。

さらに背部をみると、盛り上がった感じになり、肝兪の部位が特に緊張しています。

アトピー性皮膚炎を起こしている部位をみると、背部の脇に近いところ、手関節部、頚部、顔面です。

足厥陰肝経の変動とみて、曲泉(膝の内側)、大衝(足背)、期門(腹部、肋骨のところ)、肝兪を中心に治療。さらに肝を助けるために大谿(うちくるぶしのところ)を補法しました。

この治療を繰り返していくと、徐々に皮膚炎は緩解し、かゆみが軽減していきます。

ただ、残念ながら、仕事が忙しくなるとぶり返すようです。

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