高槻市役所近くのオステオパシー×鍼灸、げんき本舗治療院

腰の椎間板ヘルニアになる人の多くは、座ったときの姿勢不良が見られます。

椎間板というのは、腰の骨と骨の間にあるクッションの役割をしているものです。

中身は柔らかいゼリー状の髄核と言われるもので、外側は硬い線維輪というものに包まれています。

正しい座り方−腰を前にカーブさせて座る。背中を反らすのではない−では、椎間板は正常に機能します。

ところが、腰を後ろに丸くする座り方、例えば、あぐらをかくとか、長座するとか、体育座りするとか、いすに浅く腰をかけ前屈みでパソコンに触れるとか、そのような座り方をしていると、椎間板の前の方がつぶされ、圧力が大きく加わります。その結果、椎間板を横から見ると、前がひしゃげたくさび形になってしまいます。

その圧力は後ろの空間が空いた方向に行こうとします。すると、硬い線維輪に亀裂が走り、とうとう中身の髄核が後ろに飛び出てきます。

ところが、その飛び出るところに痛みの神経があるんです。その結果、足の神経痛、ひどくなればしびれなどを生じるようになります。

ですから、腰椎の椎間板ヘルニアになりたくなかったら、或いはすでになってしまって悪化したくなかったら、徹底して正しい座り方を心がけることです。