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身体,鍼灸,健康,オステオパシー

つわりや吐き気でつらい毎日を過ごしていませんか?

妊娠初期、多くの方が直面する「つわり」。 ムカムカとした吐き気が一日中続いたり、においに敏感になって食欲不振に陥ったりと、体力的にも精神的にも大きな負担がかかります。

「赤ちゃんのために何か食べなきゃ」と焦るほど、胃が受けつけず落ち込んでしまうこともあるのではないでしょうか。

つわりの主な要因にはホルモンバランスの急変がありますが、実は自律神経の乱れや胃腸周辺の緊張が重なることで、症状が強く出ているケースが少なくありません。

今回は、妊娠中の身体に負担をかけず、本来の巡りを取り戻す「鍼灸」と「オステオパシー」によるアプローチをご紹介します。


なぜ「背中」がポイントになるのか?(督兪から胆兪)

東洋医学では、胃の不快感や吐き気を診る際、お腹だけでなく背中の反応(ツボ)を非常に重視します。

特に注目するのが、背骨のラインにある「督兪(とくゆ)」から「胆兪(たんゆ)」にかけてのエリアです。

  • 督兪(第6胸椎下辺り)〜 膈兪(第7胸椎下):胸郭や横隔膜の動き、血流の巡りに関わるポイント
  • 肝兪(第9胸椎下)〜 胆兪(第10胸椎下):自律神経(交感神経・副交感神経)のバランスや、消化器系の働きを整える要のエリア

つわりで吐き気が強い方の背中に触れると、この「督兪から胆兪」の周辺が板のように硬く張っていたり、皮膚がピリピリと緊張していることが多々あります。

この部位は、解剖学的にも胃や食道に向かう自律神経(大内臓神経など)が背骨から出てくる高さと一致しています。背中の過剰な緊張が胃を締め付け、ムカムカや食欲不振を助長してしまうのです。


鍼灸 × オステオパシーで身体をゆるめる

当院では、お母さんとお腹の赤ちゃんの安全を最優先にし、刺激の少ない優しい手技を組み合わせてアプローチします。

1. 鍼灸によるアプローチ

背中の「督兪から胆兪」周辺にある過敏な反応点やこわばりに対し、ごく浅く優しい刺激で鍼や温灸を行います。 過剰に昂った交感神経を鎮め、内臓の反射を和らげることで、胃の不快感や食道のつかえ感をスッと引かせる手助けをします。

2. オステオパシーによるアプローチ

オステオパシーは、非常にソフトなタッチで骨格・内臓・筋膜のバランスを調整する手技療法です。

  • 胸郭と横隔膜の解放:吐き気が続くと呼吸が浅くなり、横隔膜が硬くなります。これを緩めることで胃への圧迫を取り除きます。
  • 頭蓋仙骨系の調整:自律神経の中枢である頭蓋骨周りや仙骨の緊張を和らげ、全身のリラックスを促します。

背骨の硬さを力ずくで押すのではなく、身体全体の膜のつながりや歪みを優しく解放していくため、デリケートな妊娠中の身体でも安心して受けていただけます。


とりあえずご自身で対処するには

腕の手のひら側、手首のシワから指3本分肘寄りに、内関(ないかん)というツボがあります。吐き気を改善する特効穴です。ここをじわっと押してみるとつわりの吐き気が和らぐかもしれません。もちろん、鍼治療でもよく使うところです。


つわりは「ひとりで耐えるもの」ではありません

「つわりは病気じゃないから耐えるしかない」と我慢を重ねてしまう妊婦さんは少なくありません。しかし、背中や自律神経の緊張を解きほぐすことで、胃の不快感が軽くなり、水分や食べ物が少しずつ喉を通りやすくなるケースは多くあります。

少しでも身体が楽になれば、呼吸が深くなり、お腹の赤ちゃんへ届く血流や酸素もよりスムーズになります。

日々の吐き気や食欲不振でお困りの際は、無理をなさらず、ぜひ一度ご相談ください。心身ともに緩む穏やかな時間をお届けします。


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