ブログ

【東洋医学の知恵】「補法」と「瀉法」で体全体のバランスを整えよう
こんにちは!げんき本舗治療院です。
東洋医学や鍼灸の治療と聞くと、「ツボを刺激して痛みを取るんでしょ?」というイメージをお持ちの方は多いかもしれません。しかし、実はただやみくもにツボを押したり、鍼を打ったりしているわけではないのです。
東洋医学の根底にあるのは、「体全体のバランスを整え、自然治癒力を高める」という考え方です。そして、そのバランスを整えるための最も重要で基本的なテクニックが「補法(ほほう)」と「瀉法(しゃほう)」です。
今回は、少し専門的ですがとても面白い、東洋医学の「補法」と「瀉法」について、わかりやすく解説していきます!
体の不調は「足りない」か「多すぎる」か
東洋医学では、私たちの体の中を「気(エネルギー)」「血(血液)」「水(体液)」がスムーズに巡り、過不足なく満たされている状態が「健康」だと考えます。
不調が起きているとき、体の中では大きく分けて2つのパターンのどちらか(あるいは両方)が起きています。
- 足りない状態(虚:きょ) エネルギーや栄養が不足して、体の働きが弱っている状態です。
- 症状の例: 慢性的な疲労感、冷え性、胃腸の弱り、風邪を引きやすい など
- 症状の例: 強い肩こりや腰痛、イライラ、のぼせ、急性の痛み など
この「足りない」のか「多すぎる」のかを見極めて、体の状態を真ん中(フラットな状態)に戻してあげるのが治療の基本となります。
「補法」と「瀉法」とは?
傾いたバランスを元に戻すための具体的なアプローチが、「補法」と「瀉法」です。
- 補法(ほほう):足りないものを「補う」 体がエネルギー不足になっているときに行います。弱っているツボや経絡(気の通り道)に、外からエネルギーを注ぎ込むようなイメージで優しい刺激を与え、体の機能を元気づけます。
- 瀉法(しゃほう):余分なものを「出す・散らす」 体に余分なものが溜まっていたり、滞りが強かったりするときに行います。滞っている部分のツボを刺激して、余分なエネルギーを外へ逃がしたり、詰まりを散らしたりして、巡りを良くします。
げんき本舗治療院ならではのアプローチ
「補う」「出す」といっても、その方法は決して一つではありません。
げんき本舗治療院では、患者様お一人おひとりの体質やその日の体調、また刺激に対する敏感さに合わせて、さまざまな方法で「補法」と「瀉法」を行っています。
1. 鍼(はり)による補瀉
一般的な鍼治療です。実は、鍼の刺し方、動かし方、置いておく時間、そして抜くスピードなどを繊細に変えることで、「補法」と「瀉法」を使い分けています。
2. 刺さない鍼「鍉鍼(ていしん)」による補瀉
「鍼はチクッとするのが怖い…」という方や、刺激にとても敏感な方には、皮膚に接触させるだけの「鍉鍼」という刺さない鍼を使用します。
「刺さないで効果があるの?」と思われるかもしれませんが、ツボに優しく触れたり、特定の圧やリズムをかけたりするだけで、しっかりと気を補ったり、滞りを散らしたりすることができます。
3. 手指による補瀉
道具を使わず、「手」や「指」を使った手技でも補法と瀉法を行います。手の温もりを伝えながら優しく触れて気血を巡らせたり(補法)、リズミカルな圧をかけて筋肉の強い緊張を緩めたり(瀉法)と、手の感覚を最大限に活かして体の声に応えます。
4. オステオパシーの併用
オステオパシーは、身体の状態を解剖学的にあるいは生理学的に見て、調子を整えるものですが、これにも補瀉の概念を取り込むことができます。
げんき本舗治療院では、オステオパシーにも補瀉の手法を取り入れ、より効果的な結果をもたらすようにします。
まとめ:あなたの体は今、どちらのサインを出していますか?
東洋医学の治療は、単に「痛いところを治す」のではなく、「不調が起きないように体全体のバランスを整える」ことを目指しています。
最近なんだかスッキリしない、疲れが取れない、または強い痛みやコリがあるという方は、体が「エネルギーを補ってほしい」「余分なものを出してスッキリしたい」とサインを出しているのかもしれません。
ぜひ一度、げんき本舗治療院にご相談ください。鍼、鍉鍼、手指など、あなたに合った一番心地よいオーダーメイドのアプローチで、一緒に健康な体づくりを目指しましょう!
大阪府高槻市の鍼灸オステオパシー | げんき本舗治療院



