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鍼,経穴,身体

鍼の本数が多いと効果も高い?「本数」と「料金」に隠された治療の真実

「鍼治療って、一回に何本くらい刺すのだろう?」

「たくさん刺したほうが、なんだか効きそうな気がするけれど……」

初めて鍼治療を受ける方はもちろん、すでに通われている方からも、こういった「鍼の本数」に関する疑問をよく耳にします。中には「本数が多いほうが料金が高くなるのかな?」と心配されている方もいるかもしれません。

今回は、当院における鍼の本数の目安から、昨今のトレンドに対する見解、そして「本当に効果のある鍼の選び方」について、本音で詳しくお話しします。


1. 当院における「鍼の本数」の目安

当院では、患者さんの状態や組み合わせる施術によって、打つ鍼の本数を最適化しています。


オステオパシーと組み合わせる場合

鍼の流派によっては「浅く刺すこと」を主流とするグループもありますが、深い原因に対して浅く刺すだけでは、やはり効果が十分に上がらないケースがあります。

かと言って、「何でもかんでも深く刺せば響いて効く」という極端な考え方にも疑問が残ります。大切なのは本数と同じで、「その人にとって、その部位にとって、最適な深さを見極めること」


本数の目安: 2本(2カ所)〜 10本(10カ所)程度平均: 4本〜6本


オステオパシーによる全体のバランス調整に付随して鍼を行う場合は、非常にピンポイントなアプローチになります。そのため、最小限の刺激で最大の効果を出せるよう、少ない本数に絞り込みます。


鍼灸メインで施術を行う場合

カ所数の目安: だいたい10カ所〜30カ所

のべ本数の目安: 15本 〜 50・60本


鍼灸単独で全身の調整を行う場合は、20〜30カ所ほどにアプローチします。また、症状が強い「1カ所のポイント」に対して、角度や深さを変えて集中して何回か刺す(のべ本数が増える)こともあるため、合計すると30本から多い時で60本程度になります。


2. 鍼が1本でも60本でも「施術料金が変わらない」理由

当院では、鍼を1本しか刺さなくても、あるいは60本刺したとしても、施術金額は一切変わりません。

なぜなら、「鍼の数=効果の高さ」ではないからです。

東洋医学の基本は、オーダーメイドの診察にあります。

施術の前には必ず、患者さんの脈を診たり(脈診)、ツボの状態を細かく観察したりと、あらゆる角度からお身体を分析します。その上で、「どこに、何本の鍼を、どう刺すか」を緻密に決定しています。


大切なのは「数」ではなく「的確さ」です。

あなたの身体のバランスを整えるために“本当に必要な場所”へアプローチする対価として料金をいただいているため、本数によって金額が左右されることはありません。


3. 巷で見かける「大量に刺す鍼」や「1本単位の別料金」への疑問

最近の鍼灸業界のトレンドを見渡すと、少し気になる手法やシステムを目にすることが増えました。


① 100本単位で大量に刺す手法について

最近、某有名鍼(〇〇鍼など)と称して、顔や身体に100本単位の鍼を隙間なくたくさん刺すアプローチをちらほら見かけます。

しかし、「鍼はたくさん刺せば刺すほど効く」というものではありません。

人間の身体は、過剰な刺激を受けると逆に疲弊してしまうことがあります。失礼を承知で言えば、あれだけの数を打つのは「数撃ちゃ当たる」の精神に近く、実際に本当に効果を発揮しているのは、そのうちのわずか一部の鍼ではないかと個人的には考えています。


② 「1本◯◯円」「1カ所◯◯円」という料金システム

特に鍼灸整骨院などで「ワンコインで鍼3本追加!」といった、メニューのトッピングのような形で鍼を提供しているところがあります。

はっきり申し上げますが、このような「切り売り」された鍼治療では、まず根本的な効果は期待できません。

なぜなら、それは患者さんの全身のバランスや原因を診て打つ鍼ではなく、単に「痛いと言っている場所に部分的に刺しているだけ」だからです。東洋医学の理論に基づかない部分的な刺激は、一時的な気休めにしかなりません。


4. ついでに気になる「鍼の深さ」のお話

本数と並んでよく聞かれるのが「どれくらい深く刺すの?」という疑問です。こちらも体型や部位によって全く異なります。


浅く刺す場合(約1ミリ)

皮膚のすぐ浅い層を狙う流派や、刺激に対して非常に過敏な部位に行います。


平均的な深さ(1cm 〜 3cm)

一般的な背中や手足など、多くのツボや筋肉が集まる部位に行います。


深く刺す場合(5cm以上)

お尻(殿部)や腰まわりなど、脂肪や筋肉の層が非常に分厚い部位に対してしっかりとアプローチします。


鍼の流派によっては「浅く刺すこと」を主流とするグループもありますが、深い原因に対して浅く刺すだけでは、やはり効果が十分に上がらないケースがあります。

かと言って、「何でもかんでも深く刺せば響いて効く」という極端な考え方にも疑問が残ります。大切なのは本数と同じで、「その人にとって、その部位にとって、最適な深さを見極めること」です。


まとめ:本当に良い鍼灸院を選ぶために

鍼治療の価値は、刺した鍼の「量」や「見た目の派手さ」で決まるものではありません。


あなたの脈やツボをしっかり診てくれているか。

表面的な痛い場所だけでなく、全体のバランスを考えてくれているか。


これらを基準に、信頼できる治療院を選んでみてください。げんき本舗治療院ではこれからも、あなたのお身体に合わせた「多すぎず少なすぎない、本当に最適なアプローチ」を徹底してまいります。不安なことがあれば、いつでもお気軽にご相談くださいね。


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