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坐骨神経痛に対するオステオパシー・2(プロ向け)
ローレンス・ジョーンズD.O.が開発したSCSは、患者さんに力を全く使わせない完全受動的な「間接法」です。神経の異常興奮をリセットするのに最も適しています。
【梨状筋テンダーポイント(PR)に対するアプローチ】
圧痛点(Tender Point)の特定
仙骨の下外側角(ILA)と大転子を結ぶ中間点あたりで、最も過敏な圧痛点を探します(ここを押さえたときの痛みを「10」と定義します)。
ポジショニング(F-ABD-ER)
患者は伏臥位。患側の脚をベッドの端から下ろすか、膝を大きく曲げます。
股関節を約135度屈曲、さらに外転(脚を外に開く)、外旋(足先を内側に向ける)させます。
痛みの消失点を探る
圧痛点を指でモニターしながら、痛みが「3以下(できれば0)」になる微調整ポジションを探します。
保持(90秒間)
最適なポジションを見つけたら、その姿勢を完全に脱力した状態で90秒間キープします。
受動的ニュートラル戻し
90秒後、患者さんに絶対に力を入れさせないよう注意しながら、極めてゆっくりと脚を元のニュートラル位置に戻し、再評価します。
5. インダイレクト・マイオファッシャル・リリース(間接的筋膜リリース)
直接組織をストレッチするのではなく、筋膜が「緩みたがっている方向(歪みの方向)」へあえて持っていき、自己調整力を引き出す非常に優しいテクニックです。
【坐骨神経滑走路(坐骨結節〜大腿後面)のリリース】
コンタクト
患者は側臥位(痛い側を上)または仰臥位。術者は両手で、坐骨結節から大腿後面(大腿二頭筋と半腱・半膜様筋の間)のファシアを優しくサンドイッチするように捉えます。
歪みの方向への誘導(インダイレクト):
1.ファシアを「頭方 - 尾方」「内旋 - 外旋」「内側 - 外側」の3軸で軽く誘導し、どちらの方向がより動きやすいか(抵抗が少ないか)を感じ取ります。
2.最もスムーズに動く方向(遊びがある方向)に組織をそっと誘導し、そこでキープします。
リリースの待機
数十秒保持していると、組織が温かくなり、じわじわと解けていくような感覚(リリース/クリープ現象)が起こります。呼吸による微細な動きに追従しながら、完全に組織が静まるまで待ちます。
6. バランスト・リガメンタス・テンション(BLT:靭帯張力均衡テクニック)
関節の安定性を司る靭帯のテンションを均等にすることで、仙骨・骨盤帯の歪みを自然にリセットする手技です。
【仙結節靭帯と仙棘靭帯のBLT】
坐骨神経はこれらの靭帯(大坐骨孔、小坐骨孔)のすぐ近くを通過するため、靭帯の不均衡はダイレクトに神経へのテンションに直結します。
コンタクト
患者は側臥位。術者は片手で仙骨を、もう片方の手で腸骨(または坐骨結節)をコンタクトし、その間にある仙結節靭帯・仙棘靭帯の張力を感知します。
バランスポイントの特定
仙骨をわずかに前方・後方、あるいは回旋させ、左右・前後の靭帯の張力が「完全に釣り合うニュートラルな点(バランスポイント)」を探します。
待機とリリース
張力が等しくなった位置で保持すると、患者の第一次呼吸(頭蓋仙骨の律動)と同調しながら、靭帯の過緊張が「フッ」と抜ける瞬間(リリース)が訪れます。骨盤の骨格構造が自律的に正しい位置へ戻ります。
坐骨神経痛でお悩みの方は、ぜひげんき本舗治療院にご相談ください。本日22日は午後2時、3時、4時に空きがあります。23日は定休日です。24日は充分な空きがあります。25日土曜日は午前10時半、午後3時、4時、5時、6時が空いています(22日水曜日午前9時半現在)。
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