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治療

患者さんの身になって考える

僕は、右膝の前十字靭帯を損傷しています。ですから、膝の悪い人の気持ちがよくわかります。

僕は、気管支喘息があります。ですから、呼吸器の悪い人の気持ちがよくわかります。

僕は、軽度のアレルギー性鼻炎があります。ですから、鼻の悪い人の気持ちがよくわかります。

僕は、軽度のうつになったことがあります。ですからうつの人の気持ちがよくわかります。
僕は、パニック障害になったことがあります。ですからパニック障害に人の気持ちがよくわかります。

僕は、インフルエンザにかかったことがあります。ですから、インフルエンザにかかっている人の気持ちがよくわかります。

僕は、急性胃腸炎になったことがあります。ですから、胃腸障害のある人の気持ちがよくわかります。

でも、病気になったからその病気についてよくわかるというだけでは、治療家としてはつとまりません。

どのような病気、症状をお持ちの方でも、その方の気持ちになって考える、その方の苦痛を自分のものとしていったん受け止め、その人の身になって考える。

それができなければ治療家はつとまりません。

「なかなか治せません」

と相談に来る治療家がいます。

なるほど知識は豊富です。技術もそれなりに持っています。

でも、患者さんのみになって考えることができない。

だから、「治せない」のです。

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