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治療

局所を診つつ全身を診る

何か症状があれば、その局所にだけ注目しがちです。

でも、身体は、全身が一つながりです。

これは現代医学的にも東洋医学的にもいえることです。

解剖学的に言うと、全身は、浅筋膜、深筋膜でつながっています。血液も全身に流れ脈管の途切れているところはほとんどありません。リンパもそうです。血液、リンパ、体液という支持組織は全身を一つにつなげています。

もちろん神経も全身に張り巡らされ、痛覚や運動神経のみならず、各種自律神経も全身に巡り機能的に作用しています。

それらのつながりを考えながら、今ある症状が何が原因なのかを考えなければ本当の治療とはいえません。

もちろん局所に治療を施して直接症状を摂るのは簡単かも知れません。しかし、その原因である身体のどこかの異常を改善しなければ、本当に治療したと言うことにはなりません。

これは東洋医学的にもいえます。標治法だけでも不十分ですし、本治法だけでもいけません。両者をうまく組み合わせることにより、本当に治療したことになります。

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