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治療

ホメオパシー

ヨーロッパにはホメオパシーというものがあります。

詳しくは省きますが、200年ほど前、医学があまり発達していない時代のドイツ人医師によって降案された方法です。

国によって違いますが、免許を必要とする国、医師以外は禁止されている国(フランス。因みに鍼灸などもフランスでは医師以外禁止です)、何にも規制がない国など様々です。

安価なものですから、貧困な国などでも広まってきているようですね。

最近、助産師が乳児にビタミンKの投与をしなかったために死亡した事件が明るみになりましたが、その助産師が信奉していたのがホメオパシーです。

ビタミンKのような危険なもの(ホメオパシーをしている人が言う所のです)を利用しなくても、ホメオパシーで使うものの投与で解決できると思ったんでしょう。

このホメオパシー、助産師のほか、鍼灸師でも結構関連団体の会員になっているようです。

ホメオパシーに使う投与するもの(砂糖のかたまりに微量の物質をしみこませたもの)は、ヨーロッパの国によっては容易に手に入るそうですが、その効果のほどは完全に信用されているものではありません。

効果がないとの意見も根強いそうで、非科学的だという医師も多くいるとか。

200年前のヨーロッパ医学なんて、現代の薬はほとんどなくて、瀉血したりヒ素など劇物を薬として使ってた時代ですからね。そんな時代に発生した方法を、しっかりした考証なく信じるのはいかがなものかと思います。

ただ、免許のある国もありますので、一定の評価はされているという一面もあるんでしょう。

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