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治療

自分の意見を切々と述べる人

問診をします。その際に、どのような病状なのかをお尋ねします。

すると、「自分がこのような病気になったのは、○○のせいだ」という人がいます。

この際によく観察しなければなりません。

本当に○○のせいで病気になったのかどうか。

患者さんの話を鵜呑みにすることは、判断を誤らせる原因となります。

やはり最終的には、自分自身の診察の結果を優先すべきです。

特に注意しなければならないのが、

「この病気は、○○のせいだ」

と切々と述べる人。

裏返せばこの人は、○○のせいにしていると安心するんです。

あるいは、○○のせいにすることにより、病気から逃避できるんです。

あるいは、○○のせいにすることにより、いいわけができるんです。

このような人は、いえ、○○が原因ではないでしょうといっても、いろいろと理由を並び立てて、どうしても○○が原因だと言い張ります。○○が原因だとしていると、病気であっても周りが大目に見てくれる、自分のせいではないんだと潜在的に言い訳できるからです。
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